大規模建築に便利なMinecraftのMOD「WorldEdit」
「thru」コマンドは、目の前の壁をすり抜ける事のできる便利なコマンドです。
他のバージョンのWorldEditでは動作が違う場合があります。他のバージョンで検証した場合は、その旨記載します。
下準備
WorldEditの導入と、よくつかう「木の斧」の出し方、選択範囲の指定の仕方は、以下の記事を参考してください。
過去記事にもちらほら出てきたMinecraftのプラグイン(MOD)「WorldEdit」の導入方法です。 WorldEditとは? Minecraftで建築をしようとしている方なら、どこかで一度は耳にしたことがあるのではないか[…]
実践:壁をすり抜けてみよう
という訳で、今回はこんなサンプルを作りました。
壁をすり抜けたいので、地面にわかりやすく色を付けました。黄色が全面、青が背面の目安です。
このスクリーンショットは、横から撮影しています(壁が邪魔で青い床が見えなくなるため)
手前は1ブロックの厚さの石レンガの壁。
奥は2ブロックの厚さのオーク木材の壁になります。
1ブロックの厚さの壁の場合
壁をすり抜けるので、壁の直前に立ちます。
壁と体が1ブロック以上離れていると、No free spot ahead of you found. と表示されて失敗します。
という訳で、壁の前に立って以下のコマンドを実行して下さい。
壁のすり抜けに成功しました。
2ブロックの厚さの壁の場合
先程作っていた、2ブロックの厚さのオーク木材の壁。
こちらのすり抜けを試してみると……
No free spot ahead of you found.
失敗です。
このように、thruによるすり抜けは、1ブロックの壁のみとなります。
その他検証
このように、床から1ブロック穴が空いている状態や、
逆に頭の高さに穴が空いている状態でも、すり抜けは可能です。
壁の定義は「自分の身長分=2ブロックの壁」が最低限の基準となります。
空気ブロックは壁とみなされません。
このように、壁に足場を作ってそこからthruですり抜けをした場合、地面(青い床の上)に着地した状態ですり抜けます。空中にはとどまりません。
建物を作る場合に、中と外を行ったり来たりする場合がありますが、そんな時にとても便利なコマンドです。