Minecraft (マインクラフト・略称「マイクラ」)ではグラフィックを綺麗に変更することのできる、シェーダーと呼ばれるModを導入することが出来ます。
今記事はシェーダー「SEUS」を使った、光源のベース色を変更する方法のメモ書きになります。
こちらのバージョンの方は下の記事をどうぞ!
前回、Minecraft「SEUS v11.0」でシェーダーの色変更をしたのですが、新しくなった「SEUS Renewed v1.0.0版」ではやり方が変わっていたので、新しい方のやり方のめもを取りました。 Minecraft[…]
光源の色を変更するとはどういう事か?
シェーダーMod(通称、影Mod)を使うと光の表現が大変綺麗になりますが、軽いものから重いものまで様々存在します。
見た目を変えるものなので、どれを使うかは個人の好み&パソコンスペックとの相談になります。
私は巨大建築を作っている為出来る限り軽めな影MODを採用したかったのと、見た目がとても好みだったので、ずっとKUDAシェーダーを使っていました。
が。
KUDAシェーダーの光源って、どうしてもオレンジ色になるんです。
窓のない建物を作成する場合、天井や床にグロウストーンなどを仕込む等の工夫をするのですが、これをやると建物の内部がオレンジ色になります。
こんな感じ。かなりオレンジ色です。
このスクリーンショットの例は、窓があって外からの光が差し込んでいる分、まだオレンジ色が緩和されているのですが、窓のない部屋はもっとオレンジ色になります。
私がマインクラフトで作ろうとしていた(再現しようとしていた)建物は、ラグナロクオンラインと言うオンラインゲームの建物です。
この建築物、地下がとても広く、またその地下の基本配色が青暗い色なんですよね。
オレンジ色ではまったくもって雰囲気が出ません。
そう言うわけで、このオレンジ色をなんとか出来ないものか、あれこれシェーダーを試したり、色変更にチャレンジした結果、
「KUDAやめてSEUSにしよう」
というところで落ち着きました。
具体的な理由としては、KUDAではどう頑張っても色変更が出来なかったからです。もし出来ていたら、そのままKUDAを採用していたと思います。
水の表現や光の具合がとても大好きだったのですが、この際仕方がないということで……。
シェーダー「SEUS」の導入
さて。
まずは色変更をするために、シェーダーを導入する必要があります。既に入っている人は読み飛ばしてしまってください。
SEUSシェーダーのダウンロードと導入
SEUSシェーダーを公式サイトからダウンロードしてきます。公式サイトはこちら。
英語のサイトなのでひるむかもしれませんが、難しくはないです。
スクロールしていくとダウンロードリンクが幾つか出てくるので、入れたいバージョンを探して保存するだけ。
今回私はv.11を入れたかったので、ここからダウンロードしました。
ダウンロードが終わったら、マインクラフトのセーブデータ等を保存しているフォルダを開いて下さい。
私はデフォルトの位置からアクセスしやすいデスクトップ上のフォルダに変更しているのですが、通常は「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\.minecraft」辺りになるのではないかと思います。
導入しているものによって違うかとは思うのですが、以下のような感じでダウンロードしてきたシェーダーを保存します。
「SEUS v11.0.zip」が今回私が導入したSEUSシェーダーになります。
Optifineのダウンロードと導入
シェーダーを利用するためには、「Optifine」の導入が必要なものがほとんどです。Optifineを導入していない人は、そちらも合わせて導入してください。
導入済みの方は、この項目すっ飛ばしてください。
先程のSEUS公式サイトにも、こんな感じで案内とOptifineのリンクがあります。
Optifineを導入していない人は一緒にダウンロードしておいてください。
Optifineは、
「mods」フォルダに保存します。フォルダがない場合は作成してください。
Minecraftでよく使われているOptifineの解説と導入についての記事です。 Minecraftでよく見かけるOptifineとは? 一言でいうと「Minecraftを軽量化してくれるMOD」になります。 Minecr[…]
SEUSシェーダーとOptifineの用意が終わったら、マインクラフトを起動します。
スタート画面から「設定→ビデオ設定→シェーダーの詳細設定」の順に移動して、中に「SEUS」シェーダーが入っていたら、インストールOKです。
「SEUS」をクリックして、暫く待ちましょう。かなり待ちましょう。
シェーダーにも寄りますが、シェーダーの適用は大抵かなり時間が掛かります。ゲームが止まってしまったようにみえますが、じっと我慢。パソコンのスペックに寄っては5分ほど掛かる場合もあります。気長に待って、クライアントが動き出したら完了を押してスタートさせましょう。
起動して、ゲーム画面が物凄く綺麗になっていたら、シェーダー導入完了です。
SEUSシェーダーの設定を変更しよう
ダウンロードしてきたSEUSシェーダーを解凍してください。(解凍せずに設定を変更する方法もありますが、そちらはまた今度)
以下はSEUS v11.0での操作スクリーンショットになります。SEUSのバージョンによって、やり方が違う可能性はあります。
解凍するとこんなファイル構成になるので、「shaders」フォルダを開きます。
ファイルがたくさん出てきますが、使うのは「composite1.vsh」というファイルだけです。
Windowsメモ帳などで開くと表示が崩れてしまうので、テキストエディタを用意してファイルを開いて下さい。(ちなみに私はEmEditorというエディタを使っています)
エディタで開いたら、240行目付近にある「colorTorchlight」と言う項目を探して下さい。
ここの数値を変更することで、光源の色変更が可能です。
なお、デフォルト設定を残しておきたい場合は、上図のように、colorTorchlight項目を1行まるまるコピーしておいて、元の数値の行は「//」を頭につけてコメントアウトしておくと、おかしくなった時にすぐに最初の設定に戻せます。
この図では「vec3(1.00f, 0.22f, 0.00f)」がデフォルトの数値で、「vec3(0.80f, 0.80f, 0.80f)」が自分好みに変更した数値です。
この数値ですが、「vec3(R, G, B)」となっています。
赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue)の3色を意味していて、この3つの色を混ぜ合わせて様々な色を作っていくわけですね。
なので、Rの数値を上げると赤っぽく、Gを上げると緑っぽくなります。
RとBを上げると、青+赤で紫っぽくなります。
この数値はあとはどんな光源の配色にしたいかによると思うので、数字を色々と弄って好みの色を見つけてみてください。
数値を変更したら、ファイルを保存して、シェーダーを再読込みします。またまた時間が掛かるので、気長に。気長に。
色が変わっていたら成功です!
SEUS色変更の例
こちらがSEUSのデフォルト光源色です。
床と天井にグロウストーンを仕込んだ地下の部屋で、窓からの外の明かりなど、自然の光源はありません。
KUDAよりもかなりきつめのオレンジです。
最初私がSEUSを見送ったのはこれが原因でした。……色変更出来ることを知るまでは。
以下は、私が試した色変更の例です。
vec3(0.80f, 0.80f, 0.80f)
白熱灯に近い色合いに設定できます。
自然な色合いの部屋にしたかったので、こちらの色設定で普段は建物を作っています。
vec3(0.80f, 0.30f, 0.30f)
赤を強めにするとこうなります。
怪しい雰囲気のカフェなどを作るには良いかもしれませんね。
vec3(0.30f, 0.80f, 0.30f)
緑を強めにするとこうなります。
もうちょっと調整すれば、ダンジョンなどを作る場合には良い雰囲気かもしれません。
こちらもダンジョンなどには良い感じですね。
vec3(0.30f, 0.30f, 0.30f)
一番最初に載せた、私が普段使っている色設定を暗くしたものです。
明るすぎるな、と思った場合は、数値を小さめにすれば暗めに、逆に数値を大きめにすると明るくなります。
作りたい建物やワールドに合わせて、お好みの色変更を試してみてください!